こんにちは、通行人Bです。
今回は、類似語である「案外」と「意外」の違いについてまとめていきたいと思います。
普段よく耳にする言葉だけにすんなりと出てきそうなものですが、言葉の意味を説明するのって簡単なようでとても難しいですよね。
それではさっそくそれぞれの意味と、使用例について見ていきましょう。
「案外」とは
(意味):思っていたことと違うこと。
使用例
- 国語のテストは案外よく出来た。
- 案外、早く帰り着きそうだ。
etc.
「意外」とは
(意味):思いがけないこと。
使用例
- 釣り上げてみたら、意外に大きな魚だった。
- 彼は意外なことを言う。
etc.
「案外」と「意外」の違い
「案外」と「意外」こうして比較してみても、どちらもほぼ同じ意味合いですが、結局のところこの二つの違いとは何なのか。
筆者が様々な情報サイトや辞書辞典で調べた結果、もっともしっくりときたものをここでは一つの”回答”とさせて頂きます。
その答えは、筆者が長年愛用している小学館『例解学習国語辞典【第八版】ドラえもん版』金田一京助編の中にありました。
そこには、以下の通りに記載してあります。
(参考):「案外」に比べて「思いがけない」と言う気持ちが、より強い。
引用:小学館『例解学習国語辞典【第八版】ドラえもん版』金田一京助編(2004)P59【意外】の項目より
比較例文
- 意外と店内はすいていた。
- 案外、店内はすいていた。
まとめ
「案外」と「意外」の違いについてご紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか?
「意外」の方が心という字が使われている分、想いがより強いと覚えておくといいかもしれませんね。
もしもどちらを遣うべきか分からなくなったときは、言葉のニュアンスとしてより強調したいときは「意外」、そうじゃない時は「案外」を使用するのがよさそうですね。
それでは今日はこの辺で。
またお会い出来ることを願って‼︎
以上、通行人Bでした。
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